このシェアハウス経営レポートは、当社のシェアハウス運営スタッフが作成した社内報告書を元にしています。公開する理由は、シェアハウスの魅力を経営面からも感じとっていただきたいからです。当社は、「人が価値となる暮らし方」が広がることを願っています。
人が恋しくなるとシェアハウスの問い合わせが増える?
2021年9月の問合せは、予想通りシルバーウィークの影響もあり月の後半に集中しました。具体的には、月の後半が前半の約4倍の問合せ件数となりました。その要因は、「人恋しさ」だと思います。
問合せの方と話をしていると、コロナ禍で人と接する時間が減少している中、さらに大型連休でゆっくりとした時間を持つことができ、人との出会いや交流を求める気持ちが増したのだと感じます。
男女比率に改善の兆し
問合せ全体の男女比率は、女性65%、男性35%と先月に引き続き女性優位の状態ですが、前月比では、男性が+5%の改善となりました。注力していた男性をターゲットとするSEO対策に若干の効果が現れてきたようです。
外国人の問合せ状況
次に外国人の問合せ状況ですが、LINEお悩み相談室へは1件、日本在住のフランス人男性の方のみでした。やはり海外からの入国規制緩和が進むまでは、外国人からの問合せ増加は見込めそうにありません。
リモートワークの普及でシェアハウスに注目か?
9月の問合せ理由で最も多かった転居の動機は、リモートワークです。リモートワークが全国的普及して、通勤する必要がなくなり、居住地に制限がなくなりました。
そのために、今までとは違う環境で暮らしたいという人が増加し、年齢や国籍の枠を超えて、交流や新たな経験ができるシェアハウスの魅力が増したのではないでしょうか。
20代最後の挑戦
特に20歳後半の方から問合せが多く、今しかできない!、後悔したくない!という声を何度も聞きました。彼らは、シェアハウスへの入居が、「20代最後の挑戦」と考えているようです。
北海道をはじめ全国から問合せが増える
TESENのシェアハウスには、以前にも増して全国各地からの問合せが増加しました。今月、印象的だった方は、北海道在住の30歳代男性からの問合せです。この方もやはり「完全終日リモートワークで、全国どこにいても仕事ができるから大阪に住んでみたい」とのことでした。
オンライン見学会で全国対応も可能に
LINEやZoomを利用して遠方の方も気軽に見学できるように「オンライン見学」を実施しています。北海道在住の方でも全く問題ありません。その際の彼からの質問内容をご覧ください。
オンラインの方が気軽に質問ができる?
- 最寄りのジムまで徒歩何分ですか?
- 冷蔵庫は部屋に持ち込めますか?
- 水道光熱費は月々いくらぐらい掛かりますか?
- 入居者の年齢と職種は?
シェアハウス入居を真剣に検討しているからこそ、生活をイメージした具体的な質問が多かったと思います。今後、リモートワークの普及で全国的に市場が拡大すると、これまで以上に多様性に富んだ素敵なシェアハウスになりそうです。
10月予測:シェアハウス繁忙期で好調維持か?
来月の2021年10月は、春の引っ越しシーズンの次に忙しいシェアハウス繁忙期です。例年の傾向として、来年に向けて新しいスタートを切るため年内に引っ越しを済ませたい方や、転居を伴う人事異動で問合せが急増します。9月に引き続き、好調な問合せ件数が見込めそうです。
また、現在のコロナ感染者数減少が続けば大学生からの需要が回復すると推測しています。コロナ禍の影響でオンライン授業になり、実家のある地方に帰省していた学生が対面授業の再開に伴い再訪するからです。
以上、最後までお読みいただきありがとうございます。
photo:シェアハウスは出会いと別れの連続 by TESEN
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