はじまりとこれまで
HISTORY
アナログな業界に見た
未知の可能性
設計の仕事を垣間見ることができる、ある建築現場でアルバイトを経験した時のことでした。周りのスタッフとは、どこか空気感の違う人物が定期的に現場へ訪れます。聞くと施主であるビルのオーナであり、不動産会社の人だと言うのです。当時建築士を目指していた私が、初めて「不動産」に興味を持った瞬間でした。
そして出会ったある一冊の本。
「不動産業界は近代化が遅れている。」
受注する側よりも、自分の思いを表現することができる発注する側の仕事の方が向いているのではないか。近代化が遅れているからこそ将来性やチャンスがあるのではないか。
未知の可能性に魅力を感じ、不動産業界へ進む決意をします。
本質的価値を追求する
新たな挑戦
不動産業界に足を踏み入れて間も無く経験した「バブルの崩壊」。変化には必ず予兆があるということを学び心に決めたことは、「法」「税」「金融」の動きを常に観察すること。
過去に学び、分析することでリスクマネジメントを図り、さらには訪れるであろう大きな時代のうねりをチャンスと捉え前へ進みたい。また、これらのスペシャリストである士業の先生方と共に不動産に関わる問題を解決していくことで、さらなるスキルアップを図りたい。
そして長く抱き続けてきた「不動産価格」への疑問。
店舗を探していた、あるお客様の言葉から生まれたものでした。「買い手は未来を見据えて購入価格を決めるのに、不動産仲介会社は過去の事例だけで不動産の価格を決める。このままでいいのか。」そこで暮らす、仕事をする、それぞれの営みに幸せを感じられるかが本質であり、過去の価格とは何の関係もないのではないか。
「過去に学び、未来を見て仕事がしたい。」
「不動産の本当の価値を追求し、お互いが刺激し合い、常に新しいことにチャレンジし続けたい。」
この思いが、日本レイズが生まれるきっかけとなります。
2006年11月:不動産入札システム運用開始
疑問から生まれた
ソリューション
「不動産価格は誰が決めるべきなのか?」
「広告に表示されている価格は、適正だと言えるのか?」
「後悔しない売却方法は、存在するのか?」
以前から抱き続けてきた「不動産価格」に対するシンプルな疑問を解消するため「不動産入札システム」の開発に着手し、2006年11月より運用を開始しました。
成年後見人や相続など、それぞれの業務には公正で透明性の高い不動産売却が求められます。士業の先生方と共にこれらの問題を解決する私たちの仕事は、暮らしと財産を守り、関わる全ての人たちのより良い暮らしの為であると考えています。
「価格の妥当性」「取引の透明性」「関係者の納得感」を追求した結果、士業の先生方の業務にお役に立てる機会を得ることができました。
2010年3月:大阪弁護士協同組合特約店契約締結
2011年5月:大阪・奈良税理士協同組合との基本契約締結
2012年8月:京都弁護士協同組合特約店契約締結
転機となった空き家問題
税理士の先生から、あるご高齢の方が所有する老朽化が進んだ空き家を何とかしたいというご相談をいただいたことから始まりました。
大阪の中心部に位置しながら斜面地に建つ一軒の空き家。初めて目にした時、ふとそこが道ゆく人たちが、ほっと一休みできる峠の茶屋に見えました。長く放置され、倒壊の心配もある建物。
もう高齢なので新たに高額な投資はしたくない。できれば地域に貢献できるものにしたい。そうおっしゃる土地のオーナーは、普段から英会話学校に通うとても活動的な方でした。
それならば世界中から人が集まるゲストハウスを建てれば良いのでは…。まだ「インバウンド」という言葉もなかった当時に計画が始まり、不動産売却ではなく、保有するためのプロジェクトがスタートします。
そして2016年2月、大阪府内で初の新築木造ゲストハウス「みつわ屋」がオープンしました。
2017年6月:尼崎税理士協同組合との基本契約締結
2017年9月:西宮税理士協同組合との基本契約締結
2017年10月:TESEN事業発足
2017年11月:兵庫県弁護士協同組合特約店契約締結
理想の住まいと暮らしの原点
みつわ屋のスタッフは、全員海外でのシェアハウス暮らしを経験しています。不思議に思いなぜかと尋ねると、彼らは驚いたように答えました。
「ひとりでは生きていけないから。」
周りの人たちと助け合い、その土地の文化を知る楽しさを体験した彼らは、日本に帰国後ある違和感を感じたそうです。人との交流がないただ寝に帰る家ではつまらない。空き家問題が全国的に取り上げられるほど住宅の数は溢れているのに、住みたいと思う家がないと言うのです。
それならば、これからの時代を担う彼らが住みたくなる理想の住まいをつくろうと、新たなプロジェクト「TESEN」が始動。2017年、ホステルみつわ屋に続きシェアハウス「ZEZE OSAKA」「SEN OSAKA」を同時竣工しTESEN事業が発足しました。
2018年3月:TESENシェアハウス ZEZE OSAKA竣工
2020年7月:神戸税理士協同組合との基本契約締結
2020年4月:TESENシェアハウス KAE OSAKA竣工
2020年6月:TESENシェアハウス HAYA OSAKA竣工
取引の透明性を追求し、
不動産業界の常識を飛び超え、
社会に貢献する。
入札価格は、全て公開する。
開札の様子は、ライブ配信する。
買付証明書は、Webで受付け日時を公開する。
これら、全てが不動産業界に存在していなかったこと。利益相反関係にある売主と買主、そして関係者の方々が納得して不動産を売却できる状況をデザインする中で、不動産Player’s Market® という新たな不動産市場が誕生しました。
COMPANY
会社名 | 株式会社 日本レイズ |
所在地 | 〒540-6591 大阪市中央区大手前1丁目7番31号OMMビル7階[MAP] |
TEL/FAX | 06-4794-7373 / 06-4794-7333 |
事業内容 | 1. 不動産ソリューション事業 2. 不動産Player’s Market事業 3. TESEN事業 |
設立 | 2006 年(平成 18 年)3 月 15 日 |
代表取締役 | 吉村 立也 |
登録・免許 | 宅地建物取引業者免許 大阪府知事(4)第 52651 号 簡易宿泊所営業許可 大阪市指令 大 保環 第 17701 号 |
提携・特約 / 協同組合 | 大阪弁護士協同組合 京都弁護士協同組合 兵庫県弁護士協同組合 大阪・奈良税理士協同組合 尼崎税理士協同組合 西宮税理士協同組合 神戸税理士協同組合 大阪司法書士協同組合 |
取引銀行 | 関西みらい銀行 城東支店/紀陽銀行 上本町支店/大阪シティ信用金庫 本店営業部 |